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 オバマ米大統領が広島市に寄贈した自作の折り鶴4羽が9日、広島平和記念資料館(原爆資料館)で公開された。市民ら約50人が早朝から並び、「核なき世界」への思いに触れた。

 折り鶴は本館北側ギャラリーに展示された。4羽は幅約10センチ、高さ約7センチ。オバマ氏が出迎えの小中学生に手渡したピンクと青地に白の2羽、芳名録の上に残した赤とオレンジの2羽がある。芳名録に書いた「核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」のメッセージとともに、ガラスケースに収まる。

 観光で訪れた新潟県長岡市の佐藤幸治さん(72)は「一生懸命折ったとわかる。オバマさんの人柄と核兵器をなくそうという強い気持ちを感じました」。

 オバマ氏訪問の5月27日以降、資料館には国内外から公開の問い合わせが100件以上寄せられた。展示は8月末までの予定。加藤秀一副館長は「核なき世界へのスタートとして希望を見いだせる展示。多くの被爆資料に触れるきっかけにもなってほしい」と話す。(高島曜介)