[PR]

 大分大学は10日、元講師の男性が経済学部の男子学生に、通信アプリ「LINE(ライン)」で頻繁に叱責(しっせき)するなどのアカデミック・ハラスメント(教員の地位を利用した嫌がらせ)をしていた、と発表した。学生は昨年、自殺しており、同大は因果関係を調べる。

 同大によると、元講師は2014年4月からこの学生を指導。学生は授業の準備などを手伝っていた。元講師は同年夏ごろから、学生の研究発表内容などを再三叱責。LINEで未明にメッセージを送ることもあったという。

 学生は15年2月に自殺。両親に「講師の指示に対応できなくなった」と話していたという。死亡後、父親がアカハラを同大に申し立てて大学が調べていた。

 大学は、元講師がささいなミスを責めたり、人間性を否定するような発言をしたりしていたとして、アカハラと認定。今年3月に任期切れで退職した元講師は「反省しないといけない」と話しているという。大学は、弁護士や医師らによる委員会をもうけ、アカハラと自殺の関係を調べる。(矢鳴秀樹)