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 宮城県石巻市の災害公営住宅(復興住宅)で暮らす世帯のほぼ4分の1が65歳以上の一人暮らし――。9日、市が発表した調査結果から、そんな実態が浮かび上がった。市全体の割合の倍近い。引きこもりによる健康悪化が心配されるため、市はサロン活動を行う団体を支援して交流を促す。

 市は、昨年1月~今年2月に復興住宅に入居した1316世帯を戸別訪問し、聞き取り調査を実施。1104世帯から約2400人の回答を得た。

 それによると、260世帯(23・6%)が65歳以上の一人暮らしで、市全体の割合(13・8%)の1・7倍に上った。高齢化率は39・0%(934人)で、市全体を8・6ポイント上回った。

 住民の交流の少なさや、引きこもりの懸念も浮かんだ。7割が集会所での行事に「参加していない」と答え、高齢の一人暮らしを中心に4割が体を動かす機会が「減った」とした。

 市は今年度、復興住宅や被災者がまとまって移転した地区でお茶会や健康教室などのサロン活動を行う団体に対し、3万円を上限に助成する。また、市社会福祉協議会や地域包括支援センターなどと連携し、一人暮らしの高齢者や要介護者への見守り活動を続ける。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(茂木克信)