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 熊本地震で被害を受けた熊本城の石垣の修復について、熊本市の大西一史市長は10日の市議会定例会で、文化庁が約350億円の費用が必要と試算したことを明らかにした。文化庁は1平方メートルの修復に150万円かかると見込んだという。

 市によると、熊本城の石垣は、一連の地震で総表面積約7万9千平方メートルのうち8千平方メートルが完全に崩落した。周辺やずれた部分なども含め、全体の約3割に当たる約2万3600平方メートルの積み直しが必要という。石垣は国の特別史跡に指定されている。

 熊本城の敷地内はほとんどが立ち入り禁止のままで、天守閣などを含め建造物の被害実態は明らかになっていない。(池上桃子)