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 ホタルを楽しむ季節がやってきた。だが白鷗大学の山野井貴浩准教授(35)は「ホタルの安易な放流は生態系を破壊することにもなりかねない」と警鐘を鳴らしている。その背景には「国内外来種」の問題があるという。

 高度成長期以降、河川改修や水質悪化などで全国各地でホタルが姿を消していった。一方、環境保護意識の高まりとともに、ホタルの放流が盛んに行われるようになった。しかし、その善意に落とし穴があるという。

 たとえばゲンジボタルは東日本と西日本では遺伝子が異なり、発光の間隔も東が4秒おき、西が2秒おきと異なる。同じホタルでも遺伝子や生態が違うもの同士が交わると免疫力などが低下し、逆にホタルの数が減少する危険性があるというわけだ。「むやみに放流すれば、その地域の在来種に悪影響を及ぼしかねない」と山野井さんは言う。

 「すぐに放流に頼るのでなく、…

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