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 中国・上海の浦東国際空港で12日午後2時半(日本時間同3時半)ごろに爆発が起き、旅客4人が負傷した。上海市公安局が発表した。男がビール瓶を使った手製の爆発物を投げつけて爆発させ、刃物で自分の首を切って重体になっているという。

 国営新華社通信などによると、爆発は第2ターミナルのチェックインカウンター付近で発生。飛び散った瓶の破片で4人がけがをした。うち1人はフィリピン人だという。上海の日本総領事館には、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。

 男の身元や動機は不明。上海市公安局の発表では、男はリュックから爆発物を取り出してカウンター近くで投げたあと、刃物で首を切って倒れ込んだという。

 同じターミナルにカウンターがある航空会社の職員によると、打ち上げ花火に似た大きな音がし、火薬のようなにおいが充満したという。「血だらけの男性が担架で運ばれていくのを見た。現場ではポールが倒れ、避難した利用客のスーツケースがたくさん残されていた」と話した。現場に居合わせた女性は地元メディアに「突然、男の叫び声が聞こえた。その後に巨大な音が響き、煙があがった」と証言した。

 中国のサイト上では現場近くの監視カメラがとらえたとみられる映像が見られ、爆発による炎や煙、並んでいた人たちが逃げる様子が映っている。

 浦東空港は年間旅客数(2015年)が6千万人を超える大規模空港。日本人の利用者も多い。(上海=金順姫