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 偽造の身分証を使い、信販会社からクレジットカードを詐取したとして、千葉県警は13日、いずれも県内に住む40代の男と50代の男の2人を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕した。2人とも容疑を認めているという。捜査関係者が明らかにした。県警は被害に遭った信販会社が20社を超え、キャッシングなどの被害額が少なくとも7千万円に及ぶとみている。

 捜査関係者によると、2人は共謀して、他人名義の健康保険証を偽造。2011年春ごろから、クレジットカードを申請した信販会社に身分証として提出し、カードをだまし取った疑いがある。2人はカードタイプの保険証を製造できる機器を悪用し、こうした行為を繰り返していたという。

 取得したカードで、換金性の高い新幹線回数券などを信販会社から支払いを求められるまで大量に買い込み、転売して現金化していた。一方で、カードを止められそうになると別のカードで引き出した現金で支払うといった「自転車操業」を繰り返していたという。

 県警は5月、2人を他人名義のクレジットカードで買い物をしたとする詐欺容疑で逮捕。関係先を捜索し、不正に作成したとみられるカード約280枚を押収していた。これまでの捜査で、被害に遭った信販会社が少なくとも21社に上ることを確認したという。