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<Q>川原愛美(まなみ)さん 埼玉県 19歳 大学2年

 地元の長野を離れ、下宿して大学に通っています。親から自立した上で学ぼうと、奨学金を受けながら、大学内で事務のパートをしています。

 2月にボランティアでカンボジアに行き、貧困地域の人たちと触れ合いました。物がなくてもみんな笑顔で、豊かさって何なのかなと考えさせられました。

 一方で、日本では意志さえあれば、自分にお金がなくても奨学金で学べる環境がある。それが実はとてもありがたいことだとも気づかされました。

 今回の参院選で身近なテーマは、引き上げが再延期された消費税です。

 生活者として再延期はうれしい。でも、奨学生の立場では、税収を増やして返済のいらない給付型奨学金を創設したり、社会保障を充実させたりしてほしいとも思います。目先の生活と将来の負担、どうてんびんにかけたらいいですか。

     ◇

<A>谷口真由美さん(大阪国際大准教授)

 「いまの暮らし」と「将来の負担」。おばちゃんも、その二つをてんびんにかけるのは難しいわ。

 消費税の10%への引き上げが延期になったのは、いまの生活には良かったのかもしらんけど、将来を考えると不安よね。それに8%に上がってから社会保障が充実したという実感ある? ここまで国の借金が膨らむと、消費税を上げても焼け石に水なんちゃうかなあ、と思ってしまう。

 川原さんたちの世代は大変や。バブル経済の崩壊後に生まれ、日本経済は低空飛行。努力して税金を払っても、自分たちの世代に還元される保証はどこにもないやんか。

 「上の世代の借金を押しつけられるのはゴメンや」と叫びたくなるかも。「学生ローン」状態になっている奨学金だって、返済のことを考えると頭が痛くなるやんか。ホント負担が大きい時代やと思う。

 だからこそ、その思いを選挙でぶつけてはどう? どの候補者がいいか悩ましいと思う。そんなときは、「何をしたらダメなのか」という考えが自分と同じ人を選ぶのがコツ。結婚の相手選びも同じ。おばちゃんはそうやって41年間生きてきてん。

(たにぐち・まゆみ SNSの女性グループ「全日本おばちゃん党」代表代行。著書に「日本国憲法 大阪おばちゃん語訳」など。41歳)

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