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 舛添要一東京都知事の辞職に伴う都知事選で、民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は、候補一本化の検討を始めた。民進内には蓮舫代表代行の擁立論が出ており、共産からも容認する声がある。

 民進の岡田克也代表は16日の記者会見で、都知事選について「野党4党プラス市民という枠組みは重要だ」と述べ、参院選で協力する4党の連携を強調。共産の志位和夫委員長も、高松市内で「国政、都政ともに4野党プラス市民という戦いで戦えるように努力したい」と述べた。

 民進の枝野幸男幹事長は16日、名古屋市内で「任期途中で辞めた2代の都知事を作ったみなさんと相乗りをするような話はない」と述べ、自民、公明両党との相乗りを否定した。

 蓮舫氏をめぐっては、民進内で「勝てる候補」として擁立論が出ている。民進幹部は16日、蓮舫氏が立候補を決断すれば党として推す考えを示した。民進、共産党内には、片山善博・元鳥取県知事ら知事経験者の名もあがっている。共産幹部は「蓮舫氏なら勝てる」と、野党の一本化候補として認める可能性に言及した。

 蓮舫氏は16日、栃木県矢板市で、都知事選への対応について「仲間の声は大事だが、まず私は参院選を考えている」と語った。

 一方、前回知事選で共産が推した宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長は16日、「複数の市民団体などから要請を受けている」と述べた。しかし共産幹部は「野党共闘の枠組みになったときは別の話だ」と述べ、今回は独自候補にはこだわらない考えを示した。

 前回は舛添氏を支援した自民党の動きは鈍い。党内には、野党共闘に動く民進を牽制(けんせい)する狙いから、安全保障に詳しい民進の長島昭久衆院議員らを念頭に、与野党相乗りでの擁立に期待する声も出ている。(大城大輔、星野典久)