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 エジプト民間航空省は16日、5月に地中海で墜落したパリ発カイロ行きエジプト航空機を捜索している船舶が、操縦室のボイスレコーダー(CVR)を発見したと発表した。テロによる墜落の可能性が指摘されているが、犯行声明などは出ておらず、CVRの解析が原因究明に向けて重要な鍵を握りそうだ。

 操縦室内の音声が記録されるCVRは、飛行速度や高度などが記録されるフライトデータレコーダー(FDR)とともにブラックボックスと呼ばれ、原因究明の手がかりとなる。CVRは破損していたが、最も重要な記憶装置は取り出せたという。同省は15日、機体の残骸を数カ所で確認したと発表していた。

 ブラックボックスが信号を発することができるのは4~5週間とされ、エジプトなどの関係当局は残るFDRの発見を急いでいる。(エルサレム=渡辺丘)