皇太子ご夫妻は20日、東日本大震災の復興状況を視察するため、岩手県を訪れた。21日まで滞在する。

 20日は、同県岩泉町の小本津波防災センターで被災状況の説明を受けた。皇太子さまの「復興事業で何が一番大変でしたか」との質問に、伊達勝身町長は「用地交渉、用地取得に時間を要し、大変でした」と答えた。皇太子さまとともに雅子さまは「心のケアはどうでしょうか」と質問。伊達町長は「震災当初から保健師を配置し、地域全体で支え合ってきました」と話した。雅子さまは被災した高齢の女性に「大変でしたね。今はどこにお住まいになっていますか」などと声をかけていた。

 同県宮古市内の宿泊先では、知事や市長から被災状況の説明を受けた。皇太子さまは宮内庁を通じて「復興に向けてさらなる取り組みが必要ではありますが、災害公営住宅や宅地の整備など住まいの再建も進み、教育、病院、インフラ、産業の整備も進んでいることがわかりました。復興が順調に進むことを心から願っています」との感想を発表した。(多田晃子)