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 シャープの買収を決めた台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は22日、台湾・新北市の本社で株主総会を開いた。郭台銘会長は買収手続きについて「今月中にすべて終わる予定だ」と述べ、6月末までに完了させるとの見通しを明らかにした。

 買収の手続きを終えるため、独占禁止法などの審査を日本や中国など各国で受けている。台湾の当局など、一部の許可は得ている。

 鴻海の総会では、郭会長がその年の事業方針を説明する。シャープについて公式に語るのは、4月にシャープと買収契約を結んでから初めて。

 郭会長は「日本式のやりかたは、会社にとって利益がないと判断したらきっぱりカットしたい」と発言。シャープが重視している従業員の維持については、個人ごとに信賞必罰の制度を採り入れる方針を示し、「場所を替えても飼い主を替えても悪い卵しか産まない鳥はいらない。カットすべき人はカットする」と続けた。

 今後の協力関係については「シャープと協力してスマートフォンや洗濯機、エアコンを開発することも考えられる」と話した。(台湾・新北=新宅あゆみ)

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