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 兵庫県香美町は、JR山陰線の旧余部鉄橋を活用した展望施設「空の駅」(同町香住区余部)に新設するエレベーターを、全面ガラス張りにすることを決めた。20日閉会した6月議会で浜上勇人町長が明らかにした。

 町観光商工課によると、エレベーターは15人乗り。地上41メートルの「空の駅」まで約45秒で到達し、利用客が日本海の景色をゆっくりと眺めることができるという。景観の専門家の意見や地元住民らの要望を採り入れて決めたという。

 総工費は約6億円で、今年10月に着工。来年9月の完成を目指す。47メートルの高さになるエレベーター棟を鉄骨で支え、震度7クラスの地震にも耐えられる構造にするという。棟の中には非常階段を併設し、地上には待合スペースを設ける。

 「空の駅」は、余部鉄橋がコンクリート製橋梁(きょうりょう)に架け替えられた際、元の鉄橋の一部を使って県が3年前に整備した。今回のエレベーター設置に伴い、県は展望エリアを東側に7メートル伸ばすという。(藤本久格)