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 福岡地裁小倉支部で5月にあった裁判員裁判で、被告の知人らが裁判員を威迫した疑いで逮捕された事件を受け、最高裁の寺田逸郎長官は23日、「国民が不安を感じず安心して参加できるよう一層工夫していきたい」と述べた。具体的な事件を受けて最高裁長官が発言するのは異例。

 全国の高裁長官と地裁、家裁所長が集まる「長官所長会同」が同日開かれ、寺田長官が冒頭のあいさつで触れた。最高裁は裁判員への声かけが発覚した後、全国の高裁、地裁に対し、裁判員への接触のおそれがある事件での安全配慮を求める通知を出している。

 寺田長官はこの日、ハンセン病患者の裁判を隔離された「特別法廷」で開いていた問題についても言及。「深い反省に立ち、二度と繰り返さないための具体的な方策を検討し、実行していかなければならない」と話した。