[PR]

 世界反ドーピング機関(WADA)は24日、ブラジル・リオデジャネイロの検査所を資格停止処分にしたと発表した。国際的な基準を満たしていないと判断された。ブラジル国内の認定検査所はこの1カ所しかなく、この決定により、8月開幕のリオ五輪は開催地でドーピング検査ができない可能性が出てきた。

 発表によると、今後は同検査所での尿や血液の検査などすべての反ドーピング活動が禁止される。検査所側には21日間の異議申立期間がある。また、WADAは「改善に向けてリオの検査所と緊密に連携する」としている。

 一方、検査所側は「分析の技術的な能力、倫理面において我々は優秀であることを強調する。7月には通常の状態に戻るだろうと予測している」とのコメントを発表した。

 リオの検査所は、ブラジルで開催された2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)の際にも資格停止処分を受けており、同大会ではスイス・ローザンヌの施設に検体を運んで検査を実施した。ブラジルのオ・エスタード・デ・サンパウロ紙は「WADAのデビッド・ハウマン事務総長は開幕までに解決しないだろうと述べた」と伝え、検体をローザンヌに送ることになれば輸送費は数百万ドルに達する可能性があるとしている。(リオデジャネイロ=柴田真宏

こんなニュースも