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 ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は24日、訪問先のアルメニアで演説し、オスマン帝国末期におきたアルメニア人の迫害について、「このジェノサイド(集団殺害)は、20世紀に続いた大惨事のはじまりとなった」と語った。昨年にも同様の発言をしており、「ジェノサイド」ではないとするトルコ政府の反発を再び招きそうだ。

 AFP通信などが伝えた。サルキシャン大統領をはじめとするアルメニアの政治家らを前にスピーチした。事前に配られた演説原稿には「ジェノサイド」との言葉は入っていなかったといい、自らつけ加えた可能性がある。25日には追悼施設を訪ね、「悲劇が二度と繰り返されることなく、そして、人類が悲劇を忘れぬように祈りを捧げる」などと記帳した。

 法王は、迫害から100年となった昨年の春、「20世紀最初のジェノサイドだと広くみなされている」と発言し、トルコ政府が駐バチカン大使を本国に召還する外交問題に発展した。(ブリュッセル=青田秀樹)