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 中国の中央銀行、中国人民銀行は27日、為替取引の目安となる人民元レートの基準値を、前営業日より約0・9%元安ドル高となる1ドル=6・6375元に設定した。英国の欧州連合(EU)離脱決定の影響を受け、2010年12月以来、5年半ぶりの元安水準をつけた。

 市場が混乱に見舞われる中で「安全通貨」とみなされるドルや円が買われ、それ以外の通貨が大きく下落。人民元基準値も昨年8月以来の大幅な下げ幅となった。中国の李克強(リーコーチアン)首相は27日午前、天津市内での講演で、「人民元は長期的に値下がりする根拠はない」と発言。中国の実体経済は安定的に推移していると強調し、市場が過度に反応することを牽制(けんせい)した。

 人民銀の周小川総裁は24日、「事態を注視し、各国の中央銀行とともに金融市場の安定を保証する」と述べ、相場の過度の変動に対しては、各国と協調介入に踏み切ってでも抑え込む姿勢を強調していた。(天津=斎藤徳彦)

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