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 中国の外交を統括する楊潔篪(ヤンチエチー)国務委員(副首相級)が27日、ベトナムの首都ハノイでファム・ビン・ミン副首相兼外相と会談した。ベトナム政府によると、両国が領有権を争う南シナ海問題について、海の平和と安定を維持し、平和的解決を目指すことで一致した。

 フィリピンが中国を相手に常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に提起している仲裁裁判の判決が近く示されるのを前に、中国としては「判決を受け入れない」とする自国の立場に理解を求める狙いもあったとみられるが、ベトナムは司法判断を尊重する姿勢で、立場の溝は埋まらなかった模様だ。

 ベトナム国営メディアによると、両者は会談で、状況の複雑化や紛争拡大につながる行動を自制することの重要性などを討議した。(ハノイ=佐々木学)

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