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 大町山岳博物館(大町市)は30日、野生のライチョウから採取した4個の卵のうち、2個が孵化(ふか)し、ヒナ2羽が誕生したと発表した。ライチョウは絶滅が心配される国の特別天然記念物。

 同博物館によると、2羽は30日午前10時ごろ生まれた。体重は17~19グラム。6月21日、生息地の北アルプス乗鞍岳(長野、岐阜)で採取した抱卵期の卵8個のうち4個を同博物館に搬送し、孵卵(ふらん)器で温めていた。また、同日午前10時過ぎ、3個目の卵で、ヒナが内側から殻を割り始める「嘴(はし)打ち」を確認したという。

 今年度、人工飼育に取り組んでいるのは3施設。6月29日までに上野動物園(東京都)と富山市ファミリーパークに搬送された計8個すべてが孵化し、4羽ずつが生育している。