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 アイドル活動をする女性をツイッターなどのソーシャルメディア上で脅したとして、大阪府警が7月、大阪市の40代のアルバイト店員の男を脅迫容疑で逮捕していたことが、府警への取材でわかった。「女性にツイッターをブロック(閲覧できない状態に)されて腹が立った」と容疑を認めているという。

 生活安全総務課によると男は6月上~中旬、ツイッターやネット掲示板で女性のファンを名乗り、「(女性を)討伐したら懸賞金を進呈します」「こいつを見つけたらしばき倒しましょう」などと書き込んで女性を脅した疑いがある。

 女性は大手事務所に所属せずライブ活動をする「地下アイドル」で、主に大阪市内で活動していた。6月中旬、市内のライブ会場近くで男の待ち伏せに気づき、府警に相談。逮捕された男は略式起訴され、罰金の略式命令を受けた。府警はストーカー規制法の「つきまとい行為」に当たるとして、警告書も交付した。

 ソーシャルメディアを巡っては、東京都小金井市で5月、ライブ出演前に女子大生が男に襲われた事件で、何度も男にツイッターへ書き込みをされた女子大生が事件前、警視庁にやめさせてほしいと相談していたことが判明している。

 ストーカー規制法ではソーシャルメディアによる行為は規制の対象外で、警察庁の有識者会議が加えるよう提言している。同庁によると、ストーカー被害の相談は2013~15年、連続して2万件を超えた。15年に逮捕・書類送検されたのは2415件、警告は3375件。大阪府内でも今年1~6月の警告は119件で前年より45件増えた。