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 1日午前9時半ごろ、秋田県北秋田市の大館能代空港で、滑走路から120メートルの制限区域内にクマ1頭がいるのを除草中の作業員(60代)が見つけ、管理する県に通報した。その後、地元猟友会員らとクマを捜したが、見つからなかった。滑走路の安全確認のため、2便に4分と16分の遅れが出た。

 県や県警によると、空港の周囲約7キロは、上部に有刺鉄線を備えた鉄製フェンスで囲まれている。フェンスに動物が通り抜けられる穴や破損は、確認されていない。目撃されたクマは体長約1メートルで、午前10時ごろにもフェンス外でクマ1頭が目撃されているという。県の担当者は「フェンスは対人間用。クマが登って越えたとしか考えられない」と話している。同空港は山を削って造成しており春以降、クマの目撃情報が相次ぐ。2006年と12年にも各1回、制限区域内で目撃されたが、ともに駆除されていないという。