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 男子走り幅跳びで8メートル40の障害者世界記録を持つ義足のマルクス・レーム(ドイツ)が8月のリオデジャネイロ五輪出場を断念した。国際陸上競技連盟との1日の話し合いで、レームが希望を取り下げた格好になった。自身のウェブサイトで「時間と政治的な事情」を理由に挙げた。

 国際陸連は昨年、選手自身がカーボン製の義足に優位性がないと証明することを参加条件に設定。レームは専門家の協力を得て、義足の優位性を否定する科学データを今年5月末に公表した。研究チームに加わった産業技術総合研究所の保原浩明研究員は「助走で不利、踏切で有利の要素があるが、現時点で有利とはいえない。ただどちらに重みがあるかは分からない」と話していた。短距離などの周期運動に比べ、複雑な動きが絡み合う走り幅跳びの研究は少なく、国際陸連は6月の理事会で「証明は十分ではない」と結論を持ち越していた。

 レームは今後、義足の優位性の有無を検証する作業部会のメンバーとして、来年の世界選手権に向けたルール改正の協議に加わる。

 レームの出場断念について、同じ走り幅跳びの義足選手で日本記録保持者の中西麻耶は「五輪で活躍する姿を見たかった。時間的な制約からパラリンピックに集中するために下した判断だと思う」と思いやった。

 中西自身は大分県内の競技会で…

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