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 過労などが原因の労災で、「心の病」が原因のケースが増えている。仕事上の様々なストレスの増加が背景にあるが、労災が認められるハードルはなお高く、労災を請求しても認定は一部だ。専門家からは認定基準の見直しを求める声も出ている。

 6月22日、男性が過労自殺したのに労災が認められなかったとして、遺族が処分の取り消しを求めた裁判の判決が東京地裁であった。判決は上司からの「暴力」があったと認めたが、遺族の請求は退けた。

 大手印刷会社に勤めていた男性(当時27)が会社の寮の自室で自殺したのは2009年4月。07年11月にうつ病と診断されてからも仕事を続け、ストレスにさらされていた。

 労働基準監督署は業務が原因で亡くなったと認めず、補償給付が支給されなかったため、遺族が取り消しを求めて国を相手取って東京地裁に提訴した。

 「心の病」など精神障害が労災と認められるかどうかについて、厚生労働省は、発病前の6カ月間に「業務による強い心理的負荷が認められること」を基準にしている。判決はこれを参考に、発病や亡くなる直前の6カ月の残業が月80時間に満たないことなどから、業務が原因の発病や、病状の悪化を認めなかった。

 判決は男性が08年10月に上…

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