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 日本ボディビル・フィットネス連盟が適切な会計処理をせず、2005~09年のうちの4年間に計約416万円の紹介料名目の報酬を玉利斉(ひとし)会長(83)に支払っていたことがわかった。連盟側は12年に当時の理事4人から指摘されていたが対応せず、朝日新聞の取材を受けた後の先月の理事会で承認を得る手続きをした。

 玉利氏が受け取っていたのは「スポンサー紹介料」。連盟が主催する選手権大会の実施規定にある「選手権大会のスポンサーを紹介した者には(スポンサー収入の)20%を限度として紹介料を支払うことができる」という項目に基づいていた。規定には、会員らに協賛企業を獲得する努力を促す目的がある。

 連盟の資料によると、玉利氏が05~07年と09年に受けた紹介料は計約1072万円。しかし、この4年間で玉利氏が紹介したスポンサー収入の20%は計約656万円で、約416万円多く受け取っていた。連盟は13年に公益社団法人化した。

 連盟は朝日新聞の取材に「会長の過去のスポンサー紹介に対し、支払っていた紹介料が少額だった。そのため、後になって払った」と説明。「未払い金などの処理をしておらず、会計手続きとして間違えていた」として、今年6月の理事会で改めて承認を取ったという。

 玉利氏は1982年に会長に就任。「連盟に財政的余裕のない時代は(紹介料の受け取りを)先送りし、良くなったらもらうつもりだった」と話している。

 玉利氏は、日本プロスポーツ協会理事、日本健康スポーツ連盟理事長、日本オリンピック委員会(JOC)評議員などを務めている。(後藤太輔