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 西部ジッダの米国総領事館近くで爆発があったサウジアラビアで4日、ほかにも西部のイスラム教聖地メディナと東部カティーフでも、モスク(礼拝所)の近くで自爆とみられる爆発が相次いだ。ロイター通信などが報じた。

 計3都市で起きた爆発が連携されたものだったかは不明だが、サウジ国内では過激派組織「イスラム国」(IS)系グループによる攻撃が頻発しており、今回もISが関与した可能性がある。

 4日夜、メディナにある「預言者のモスク」の警備拠点前で爆発があった。AP通信は、自爆犯1人と治安部隊員4人が死亡したと伝えた。カティーフでも、少数派のイスラム教シーア派のモスク近くで自爆テロとみられる爆発があった。

 4日未明にはジッダで男が自爆し、警備員2人が負傷したが、この日が米国の独立記念日だったことから、現場近くの米国総領事館を狙った可能性があるとみられている。

 サウジはイスラム教聖地の「守護者」を自任するが、米欧と同盟する政府に対して不満を抱く国民が少なくないとされる。イラクとシリアを拠点とするISなどの過激派組織には、サウジ出身者2500人以上が加わったと指摘された。サウジでは昨年来、シーア派モスクなどを狙った攻撃が頻発し、ISが関与を主張してきた。(渡辺淳基