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 厚生労働省は5日、5種類のC型肝炎治療薬で投与後に急性腎不全で亡くなったり、脳血管障害を発症したりしたとして、製造販売会社に対し、添付文書の改訂を指示した。

 厚労省によると、昨年度までにC型肝炎治療薬「ヴィキラックス」を使った患者9人が急性腎不全になり、うち70代男性が死亡した。いずれも薬との因果関係が否定できないとして、重大な副作用に急性腎不全を加え、投与前後で腎機能検査をすることを明記するよう求めた。

 ほかの治療薬「ソバルディ」「レベトールカプセル」「コペガス」「ハーボニー」では、因果関係の否定できない高血圧や脳血管障害の症例が計25人報告されたとして、重大な副作用に加えるよう指示した。

 また、肺が硬くなり進行すると呼吸困難になる難病「特発性肺線維症」の治療薬「オフェブカプセル」を服用した3人が血を固める血小板が減り、うち70代男性が出血し死亡した。これについても「因果関係が否定できない」とし、重大な副作用に血小板減少を加えるよう指示した。(福宮智代)