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 東亜建設工業(東京)が羽田空港などの液状化防止工事で施工データを改ざんした問題で、同社は6日、少なくとも社員ら33人が不正に関与したと発表した。現場の作業所長がデータを補正するプログラムを使って改ざんしたという。

 同社は調査の中間結果を国土交通省に報告した。報告によると、作業所長は工事の失敗について本社の開発グループに相談したが、解決策が示されないため、データを改ざんした。地中の位置を測るセンサーがぶれるなどした時にデータ補正するプログラムを悪用し、地盤を強化するために投入した薬液の量が十分だったと偽って国に届け出た。

 羽田と松山、福岡各空港の五つの工事で不正があったが、同じ作業員が複数の工事を担当し、手口が共有された。作業所長は「会社に迷惑を掛けたくなかった」、開発グループの担当者は「不正は指示していない」と話しているという。