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2016参院選 日常を歩く

 「選挙活動の熱源。ここがしぼむと、全部の元気がなくなる」。陣営幹部がそう語る選挙カーの後を追い、岐阜選挙区を走った。「精いっぱいの訴え」は街の人に響くのか。

 候補者は何度も助手席から身を乗り出して手を振り続けた。選挙カーの前には先導車が走る。地元選出の元県議が乗り、勝手知ったる街の隅々へと導く。選挙カーを運転するのは個人タクシーの運転手(71)。「絶対に事故は起こせないから、ものすごく神経を使います」と額に汗を浮かべていた。急ハンドル、急ブレーキは厳禁だという。

 候補者の後ろの席で、運動員の女性3人も手を振る。30~50代。3人いないと体力が持たない。活動が許される午前8時~午後8時、約20分交代でマイクを握り続ける。一番若手がすぐ降車できる左側に座り、候補者が車を降りるとすぐに駆け出す。有権者にチラシを手渡すためだ。

 普段は結婚式の司会などをする岐阜市の運動員女性(38)は「体力勝負です。終盤なので、のどはギリギリ。この間は熱中症になりかけました」。車中に冷えたお茶の入ったクーラーボックス。のどあめや干し梅も欠かせない。

 ひたすら候補者の名前が連呼される。5分間で何回言うか数えたら56回だった。公職選挙法は、選挙カーに乗車中は「選挙運動をすることはできない」と規定する。しかし、ただし書きで「連呼行為」は認めている。同じような内容の短いフレーズを、連続して何度も繰り返すのはこのためだ。

 若い人を見つけると「若い力で…

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