拡大する写真・図版 「ナスを届けるよ!」と張り切る畑づくりボランティアの会メンバー=東京都調布市、堀英治撮影

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 各地に広がる「子ども食堂」。無料か安価で食事を出し、家で十分食べられない子どもや地域の子どもの居場所となる活動だ。「自分たちにできること」で運営を支える人たちを、「食材とお金」「場所と役割」の2回に分けて紹介します。

スープを届ける結婚式場も

 57~83歳の男性8人でつくる東京都調布市の「畑づくりボランティアの会」。1320平方メートルの畑でとれる野菜を、月2回開かれる地元の「こども食堂かくしょうじ」に届ける。6月に収穫したジャガイモはかき揚げになった。小学校の給食残飯を使った粉末が肥料だ。

 市社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターが食堂と会をつないだ。代表の玉谷宗夫さん(74)は「安全な野菜が自慢。喜んでもらえると、つくるかいがある」と話す。

 佐賀県鳥栖市の「ほんまち食堂」は地区の評議委員経験者らが運営する。メンバーの久光義則さん(67)は、趣味の家庭菜園が高じ、2千平方メートルの畑を耕す。以前は玄関先で「どうぞご自由に」と収穫物を配ってきたが、多すぎて持て余していた。子ども食堂を開こうと誘われ、「野菜は任せろ」と宣言した。

 料理に使うだけでなく、詰め合わせにして格安で売り、運営資金にあてる。ナス3本、ピーマン3個にトマトも入れて1袋100円。6月は40袋ほど売れた。「退職後の地域活動はがぜんやりがいがあります」と久光さん。

 野菜や米に比べて、提供が少ないのは肉や魚。放牧で養豚業を営む北海道帯広市の「マノス」社長、平林英明さん(71)は市内の「おびひろ子ども食堂」に豚肉を無償で提供している。6月はひき肉がハンバーグになった。子ども食堂は新聞で知った。「子どもたちは肉が好きだろうし、肉を食べると元気が出るでしょ。食堂はまだ見に行っていないけれど、気持ちはつながっている」

 沖縄県うるま市の結婚式場「ニ…

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