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 地域の子どもに安く食事を提供する「子ども食堂」が15日、高松市街地にオープンする。賞味期限が近い食品を企業や個人から譲り受け、福祉施設などに配る「フードバンク」も同時に進め、食品の無駄を減らしながら生活困窮者を支える試みを始める。

 さぬき市鴨部の元会社員中山磨智子さん(71)が代表を務めるNPO「フードバンク高松」が運営する。子ども食堂は毎週水曜の午後3時半から5時に、高松市中心部の瓦町2丁目に開く。自宅で夫の猛留(たける)さん(78)と育てている25種類ほどの無農薬野菜をふんだんに使った食事を1人100円で提供する予定だ。

 フードバンクの活動や子どもの貧困について伝えるテレビ番組を2月に見た中山さんが「食べられるのに捨てるものが多い一方で、空腹をこらえている子どもがいるなんて。周りの大人が守ってあげなければ」と、一念発起して立ち上げた。地域の民生委員や学校教諭の協力を得ながら、支援が必要な子ども20人程度を招いていくという。

 フードバンク高松は、賞味期限が最低1カ月ある食品の提供を呼びかけている。スーパーの売れ残り品、賞味期限が近づいて入れ替える企業の災害備蓄品、贈答品などで、常温保存できる未開封のものが対象。食材は食堂で活用するほか、社会福祉協議会を通じて児童養護施設などに提供する。運営費としての寄付金も募っている。問い合わせは平日にフードバンク高松(087・835・0157)へ。(多知川節子)

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