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 元総務相で岩手県知事を務めた増田寛也氏(64)は11日、都内で記者会見を開き、東京都知事選(14日告示)への立候補を表明した。「この4年で3人のリーダーが代わり、都政は停滞、混乱している。いま東京都に必要なことは積み重なった課題を早く解決することだ」と都政への意欲を語った。

 増田氏は会見で政策を発表。待機児童など子育て、高齢化の問題、首都直下地震対策の3点の「不安を解消する」と述べた。そのうえで、「知事に求められるものは現場目線、生活感覚。知事としての日程をきちんと公開し、都民のみなさまから納得いただけるルールを作る」とも話した。

 この日は会見に先立ち公明党に推薦を依頼した。面会した高木陽介都本部代表は「大変見識のある方だ」と増田氏を評価し、推薦に前向きな考えを示した。自民党都連は同日、増田氏の推薦を正式に決めた。

 一方、立候補を表明している小池百合子衆院議員(63)は11日朝、報道陣に「ありとあらゆる外堀が、自民党員でない方に固まってきている。『都議会のドン』の支配ではなく、都民のための都政を取り戻すと訴えたい」と述べ、都連との対決姿勢を鮮明にした。

 増田氏、小池氏が立候補すれば、都知事選では1999年以来、17年ぶりに「保守分裂選挙」になる。99年は、自民、公明両党が推薦した明石康氏と、自民出身の石原慎太郎氏、柿沢弘治氏らが争い、石原氏が初当選した。

 一方、野党は民進党を中心に、野党統一候補として経済産業省出身の古賀茂明氏(60)の擁立に向けて検討に入った。ただ、一部で難色も示されている。調整がつけば4野党党首会談を開き決定したい考えだ。

 民進党都連が知事選の候補者として調整している長島昭久衆院議員(54)は11日午後、立候補を要請していた都議会民進の総会に出席する。不出馬の意向を伝えるとみられる。

 同党都連は、長島氏と並行して、古賀氏と元神奈川県知事の松沢成文(しげふみ)参院議員(58)を候補者として検討していたが、民進関係者によると、松沢氏擁立の可能性は消えたという。

 このほか、宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長(69)も11日に立候補を表明する。俳優の石田純一氏(62)も「野党統一候補」を条件に意欲を示している。

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