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 幼稚園や保育園でプール活動が始まりました。しかし、水の事故への対策が不十分な園も少なくありません。どのような対策が必要なのでしょうか。

監視役置き、子ども向け心肺蘇生も訓練

 横浜市都筑区の認可保育所「ナーサリーつづき」では、プール活動をする時に指導役の職員2人に加え、もう1人の職員がプールサイドに立つ。すぐに119番通報をできるように携帯を持った監視役だ。

 人手が足りず、この態勢が取れない日は、天気が良くてもプール活動は中止する。「もっとプールに入れて」という親もいたが、保護者説明会などで危険性を地道に伝えてきたという。

 湊崎(みなとざき)端穂子(みほこ)園長は「子どもに万一のことがあれば、取り返しがつかない。子どもも、志を持ってこの世界に入った職員の仕事と心も守りたい」と話す。

 NPO法人日本プール安全管理振興協会(横浜市)の北條龍治理事長は「水の事故の特徴は、元気だった子どもが数分で重篤な状態になること。ただ、対策をすれば危険は確実に減らせる」と指摘する。

 指導役とは別に、監視に専念する職員をプールサイドに置くことは大切なポイント。トイレなどでプールを離れる子どもには、指導役や監視役とはさらに別の職員が対応することで、「監視の空白」を生まないよう呼びかける。

 監視は「事故は起きるもの」と警戒を怠らず、水面だけではなく水中や水底も見る。幼児は、水が口に入りそうになったらとっさに立ち上がるといった危険への対処能力が未熟だ。数センチの水深でも鼻と口が水中に入れば溺死(できし)する恐れがあり、浅くても安心できない。溺れる時は声をあげてバシャバシャもがくのではなく、実際には静かに溺れることが少なくないという。

 消防庁によると、覚知から救急…

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