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 ナチスに迫害されたユダヤ人に「命のビザ」を発給した杉原千畝(ちうね)の出身地、八百津町と、発給されたビザを手にした人たちが上陸した福井県敦賀市、それに現在多くの外国人観光客が訪れる高山市、白川村、金沢市を加えた5市町村は13日、「杉原千畝ルート推進協議会」を設立した。

 5市町村を結ぶ道を「杉原千畝ルート」と命名。高山市役所で開かれた設立総会で会長に就任した金子政則・八百津町長は、町にイスラエル人の訪問が増えていることを紹介し、「3県にまたがる広域連携によって、より多くの方に来てもらえるように努めたい」とあいさつした。年間事業費は580万円で、市町村分担金と国費で賄う。

 当面、イスラエル人やユダヤ系米国人を主なターゲットとして、「ルート」の魅力売り込みに力を入れる方針。来年2月にイスラエルのテルアビブで開かれる国際旅行博に出展するほか、ニューヨークなどでも誘客を進める。