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 欧州航空機最大手のエアバスは12日、「空飛ぶホテル」とも言われる超大型旅客機「A380」の生産ペースを大幅に引き下げると発表した。昨年は27機だった納入数を2018年以降は年12機にする。世界の航空会社は中・小型旅客機で便数を柔軟に調整する戦略に軸足を移しており、エアバスは「需要の変化に柔軟に対応する」としている。

 A380は総2階建てで500以上の座席を設けられる世界最大の旅客機。18の航空会社から319機を受注し、中東の航空会社などを中心に193機を納入している。全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスも今年1月、3機を発注することを決めた。

 ただ、エアバスによると、仏・オランダ系のエールフランスKLMが今年、発注していた2機のA380の導入を中止し、中型機への発注に切り替えたといい、世界の航空会社では超大型旅客機の利用を見直す動きが出ていた。(ロンドン=寺西和男)