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 米大統領選で共和党の候補者指名を確実にしたトランプ氏(70)が、「秘密保持条項を破ってメディアに情報を提供した」として、陣営の元スタッフに1千万ドル(約10億円)の支払いを求めていることが13日、明らかになった。

 大統領候補をめぐる極めて異例の争いで、最初に報じたAP通信は「陣営内の秘密を守ろうとするトランプ氏の動きを反映している」と表現した。

 請求を受けているのは、昨年8月までコンサルタントとして働いていたサム・ナンバーグ氏。ニューヨーク州の裁判所に提出された書面によると、「トランプ氏の側近女性と元陣営幹部の男性が公の場で怒鳴りあっていた」というタブロイド紙の記事の情報源がナンバーグ氏だと主張し、1千万ドルを超える損害をもたらしたと訴えている。

 トランプ氏側が5月、裁判外の調停で1千万ドルを求め、7月にも繰り返したため、ナンバーグ氏が差し止めを求めて12日に提訴した。ナンバーグ氏側は「陣営スタッフの男女関係をめぐる報道を隠そうという見当違いな目的で、法外な請求をしている」と反論している。(ニューヨーク=中井大助

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