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「元気そうですね」

(母が友人から電話で言われた言葉)

 2年前に91歳で他界した母は、電話で友人から「お元気ですか?」「元気そうですね」などの言葉をかけられると、切った後で「私が動けないことを知っているのに。心遣いが無い」と言っていました。

 母は、その数年前から病気のため、自由に歩くことが出来なくなり、家の中でも歩行器を使っていました。一人暮らしで頑張っていましたが、きっと自由に動けないことが辛かったのだと思います。「こんな状態で、元気なわけがない」という気持ちだったのでしょう。

 私も何げなく使っていた「お元気ですか?」。でも、心遣いが無い言葉にもなり得ると気づき、今は「お変わりありませんか?」という言葉を選んでいます。

◆東京都 晴美 67歳

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 朝日新聞文化くらし報道部「介護 あのとき、あの言葉」係

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