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 南米初の開催となるリオデジャネイロ五輪の開幕が近づく。4年に一度の大会は選手だけでなく、家族たちにとっても晴れの舞台だ。ところが、現地での応援をあきらめた人たちが少なくない。開催地は地球の反対側。渡航に時間がかかるうえ、治安も心配だからだ。応援ツアーなどの商戦も低調だ。

 3度目の五輪に挑む自転車トラック種目の渡辺一成選手(32)の父善行さん(67)と母知子さん(63)は、北京、ロンドンの2大会は現地で応援したが、今回は行かないことにした。

 インターネットで旅費を見積もるなど、当初は準備を進めていた。だが、強盗や市街地での銃撃戦など、現地のニュースを聞くたびに不安が募った。

 「今回は行かないから」。福島県いわき市で6月中旬にあった壮行会に訪れた渡辺選手に伝えると、「その方がいい。来てくれたら逆に心配で、競技に集中できなかったかも」と言ってくれた。レースは親類宅のテレビの前で応援する。

 競泳男子バタフライの坂井聖人(まさと)選手(21)の母尚子さん(50)も、坂井選手から「リオには来てほしくない」と言われた。治安に不安があり、親に万が一のことがあったら試合に集中できないからだという。尚子さんは、地元の福岡県柳川市で予定されているパブリックビューイングにも行かず、静かに試合を見守る予定だ。

 メダル獲得が期待されているバドミントン女子ダブルスの高橋礼華(あやか)選手(26)の父昭博さん(53)は、計20時間に及ぶ長時間フライトを理由に渡航をあきらめた。数年前に腰を痛め、座り続けるのがつらいからだ。試合は自宅のある奈良県橿原市で観戦する。「残念だけど、思いを込めたメッセージを送って礼華の背中を押したい」

 女子体操の塚原千恵子監督(6…

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