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 《原因不明の難病を患ってしまいました。家族、そして、子どもたち。迷惑ばかりかけてきました。これまで逃げ続けてきた自分へ。人を裏切ったこと、育児もしてこなかった自分。最後のチャンスが来たと思っています。逆境は天賦の師。天が与えてくれた試練だと思って、今度は逃げずに正面から闘っていきます》

 昨年末、ラジオからこんなメッセージが流れた。告げたのは「s@ko(さこ)ちゃん」の愛称で親しまれているラジオパーソナリティー迫田訓光(のりみつ)さん(41)。2年半ほど前から徐々に筋力が低下する難病にかかり、リハビリ生活をおくる。同級生、仕事仲間、家族……。みんなに支えられながら、病気と向き合っている。

 迫田さんは昨年末まで14年近く、エフエム宮崎の「AREA J―Morning」でパーソナリティーを務めていた。1月、その相方の柿塚日香里さん(62)が発起人となり「s@koちゃん友の会」をつくった。会が2カ月に1回開くトークショーが6月18日、迫田さんの地元延岡の野口記念館であった。

 幕が上がると、650人の観衆が拍手をしている。懐かしい同級生の顔、かつて取材した高校球児、4人の子どもたち……。思わず涙が出た。つられて観衆もはなをすする。ラジオ番組での思い出話や学生時代の失敗談で会場は盛り上がった。

 「(地元の野口記念館は)渋谷公会堂(東京)のようなもの。僕は恵まれた難病患者。精いっぱい、生きていきます」。声がとおるように片方の鼻の穴を押さえ、普段は毒舌な迫田さんが、かみしめるように言った。

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 小さいころから人前で話すのが大好き。アナウンサー教室でしゃべりを磨き、ラジオのパーソナリティーやテレビのスポーツキャスター、結婚式の司会などで人々を笑顔にしてきた。

 2年半ほど前、ゴルフをしてい…

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