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 囲碁の女流4タイトルの覇者・謝依旻(しぇいいみん)女流本因坊(26)が17日、滋賀県東近江市で打たれた第1回扇興杯女流囲碁最強戦(日本棋院主催)の決勝で向井千瑛(ちあき)五段(28)に白番2目半勝ちし、優勝した。謝は女流5タイトルを史上初めて独占した。優勝賞金は女流棋戦最高額の800万円。

 謝は昨年11月に女流本因坊を3期ぶりに奪還(通算7期目)し、今年2月に女流棋聖を4連覇(通算6期目)、3月には女流名人9連覇を達成した。6月、第3回会津中央病院杯・女流囲碁トーナメントを初めて制し、新たに創設されたこの女流最強戦のトーナメントで全タイトル制覇をめざしていた。

 謝は女流タイトル獲得数の史上最多記録を25に更新した。2位の記録11を大きく引き離し、圧倒的な強さを示している。

 謝は台湾出身。2004年、14歳で日本棋院のプロ棋士となり、06年の東京精密杯女流プロ最強戦(08年に終了)で初タイトルを獲得した。女流棋戦が、タイトル保持者と挑戦者で争う「挑戦手合」の三つ(女流本因坊、女流名人、女流棋聖)だけだった10年、謝はこの三冠を史上初めて独占した。

 謝女流本因坊の話 第1回の優勝は特別です。(5タイトル独占は)碁に影響しそうなので、考えないようにした。いつまで続けられるかわかりませんが、これからも頑張りたい。(伊藤衆生)