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ザ・コラム

 「日本第一」という本が北京や上海の書店で平積みになっている。富士山の向こうに赤い太陽が昇りゆく白い表紙が、目をひく。米国ハーバード大学のエズラ・ボーゲル名誉教授(86)が、1979年に著した「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の中国語訳の新版である。

 戦後の日本の高度成長の背景を分析して大ヒットした本が、4カ月で4万冊近くも売れた。日本のバブルはとっくにはじけたが、中国も高成長の時代が過ぎ、長い停滞がささやかれる。日本の足跡から学びたい。そんな機運があると、上海で聞いた。

 ボーゲルさんは「現代中国の父 鄧小平(トンシアオピン)」という大著を持つ中国研究の第一人者でもある。最近の日本と中国、そして米国の関係をうかがいたくて、ボストンの自宅におじゃました。7月13日、南シナ海をめぐる係争で、中国の言い分を否定する判決が出た翌日のことだ。

 「Vogel」に中国語名「傅高義(フーカオイー)」を添えて本にサインしながら、こうおっしゃる。「旅行で日本に直接触れ、戦争のイメージだけではないと気づいた若者を中心に、中国人には日本への好奇心がある。かたや、日本人は中国への好奇心が消え、おそれに変わってしまったようですね」

 話は、ほどなく南シナ海へと転じた。

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