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 今年1月、愛知県内の住宅に侵入して女性にわいせつ行為をしてけがを負わせたとして、強制わいせつ致傷罪などに問われた元愛知県警巡査、小川裕気被告(23)の裁判員裁判の公判が20日、名古屋地裁であった。検察側は「市民の安心安全を脅かし、警察に対する信頼を傷つけた」と述べ、懲役5年6カ月を求刑した。弁護側は執行猶予付き判決を求め、結審した。

 検察側は論告で、「性欲を満たし、逃げおおせることで達成感を味わいたいという身勝手な動機で犯行に及んだ」と指摘。「2013年ごろから入浴中ののぞきや盗撮を繰り返しており、常習的犯行」と述べ、ニット帽や軍手などを用意しており「計画的で手口は巧妙だ」と訴えた。

 弁護側は「重大な強制わいせつ致傷事件より比較的軽微だ」と指摘。被害者と示談も成立し、「再犯の可能性はない」と訴えた。

 起訴状によると、小川被告は今年1月31日未明、わいせつ目的で愛知県内の住宅に侵入し、寝ていた当時20代の知人女性の口をふさぎ胸を触るなどし、口に軽いけがを負わせたとされる。また、昨年3月に高校時代の別の知人宅から現金や下着を盗んだとされる。