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 熊本地震の直後に「ライオンが放たれた」とツイッターにデマを流し、動物園職員の業務を妨害したとして、熊本県警は20日、神奈川県内の電気工事関連会社員佐藤一輝容疑者(20)を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。「見た人をびっくりさせたかった」と容疑を認めているという。

 県警サイバー犯罪対策課によると、佐藤容疑者は最初に震度7が観測された前震から約25分後の4月14日午後9時50分ごろ、インターネット上で入手した街中を歩くライオンの画像と一緒に「地震のせいでうちの近くの動物園からライオン放たれたんだが 熊本」とツイッターに投稿。翌15日までに熊本市動植物園の職員に100件超の電話応対をさせ、業務を妨害した疑いがある。投稿は1時間で少なくとも2万件、リツイート(転送)されたという。

 同課によると、災害に便乗してインターネット上にうその情報を流した容疑に対し、偽計業務妨害を適用して逮捕したのは全国で初めてだという。(小原智恵)