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鳥越俊太郎氏 都知事選・主な候補者の横顔

 「人生の中で今が一番健康。精神的にも充実している」。2005年に大腸がんが見つかり、4度の手術を乗り越えた。当初は出馬に反対した妻も選挙戦を支えてくれているという。

 報道の現場一筋51年。培ったのは「人の話を聴く耳」と「真実を突き止める力」だ。毎日新聞の記者時代はイラン・イラク戦争の戦場に身を置き、キャスターとしては桶川女子大生ストーカー殺人事件の調査報道で規制法成立のきっかけをつくった。

 参院選で改憲勢力が3分の2に達したことに危機感を抱き、「人生の最期を迎える時に後悔したくない」と、76歳で未知の現場に踏み込む決意をした。座右の銘は「人間いたるところ青山(せいざん)あり」。骨をうずめる場所や仕事をえり好みしない生き方が身上だ。「狂うほどに一つのことに真摯(しんし)に向かい合っていく気持ちを大切にしたい」(伊藤あずさ)