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 トルコのクーデター未遂事件を受け、最大野党で世俗派の共和人民党(CHP)が24日、最大都市イスタンブール中心部のタクシム広場で反クーデターの集会を開いた。クルチダルオール党首が「民主主義は世俗であり、自由に介入しないことだ」と訴えると、数万人の支持者らから大きな拍手と声援が上がった。

 イスラムを重視する与党・公正発展党(AKP)を事実上率いるエルドアン大統領は事件後、非常事態を宣言。政府はこれまでに軍人や警官、市民ら1万3千人を拘束した。

 クルチダルオール氏は集会で事件の死者を悼む一方、「事件に関わった人物は司法の場で裁かれるべきだ」と述べ、エルドアン氏の強権化を暗に牽制(けんせい)。さらに、「民主主義とはメディアの自由を守ることだ」と訴えた。

 妻と集会に参加した初老の男性は朝日新聞の取材に「一番怖いのは大統領権限の強化だ。クーデターの防止と関与者の処罰も重要だが、政府が『普通』になることを願っている」と語った。初めてタクシム広場での集会に参加したという技術士の男性(60)は、「トルコは民主主義を守り、一人の人間が国を操ることができないようにすることが大切だ」と話した。(イスタンブール=石田耕一郎、高野裕介)

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