くしゃみをきっかけに頭痛が始まり、「脳脊髄(せきずい)液減少症」と診断された東京都葛飾区の会社員、東裕也さん(46)は4月、日本医大病院に入院した。
脳と脊髄を覆っている硬膜から髄液が漏れ、脳内の圧力が低下することで脳の位置が下がっていた。このため、脳と硬膜の間にある血管が引っ張られるなどして出血、たまって血腫ができていた。
治療は、生理食塩水やブドウ糖などの点滴が中心だった。水分を補うことで、低下している脳内の圧力を高めることを目指した。点滴だけで漏れが止まる場合もあるという。
ほぼ終日、ベッドで点滴を受ける日が続いた。頭痛が起こらないよう、ベッドの背もたれは30度以上起こすことはできなかった。1週間たつと、上半身を完全に起こしても頭痛を感じなくなった。
4月下旬には頭痛が消え、退院した。自宅で安静にしていたが、大型連休の後半から再び頭痛が始まった。「そのうち治まるだろう」と期待した。妻の裕美さん(42)は「また始まったのではないか」と不安になった。
5月9日に職場に戻ったが、数日経つと、頭痛がつらくなってきた。帰宅して横になっても痛みが出始めた。
日本医大病院を受診した。CT…
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