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 東京都知事選は31日に投開票を迎える。首都の新しい顔に求められる資質とは何だろうか。どういう基準で選ぶのがいいのだろう。

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 私が注目しているのは、東京の競争力を上げてくれるか、多様性を推進してくれるか、という2点です。

 東京一極集中と言われるが、アジアや欧米の都市と競う観点が必要です。東京の力をそいでも仕方がない。日本全体が成長するエンジンとして、東京の都市機能を高めて競争力につなげるべきです。羽田空港24時間化はいい例です。

 日本に競争力がない最大の原因は「多様性の欠如」です。多様性とは国籍や性別、年齢に縛られず、いろいろな人が活躍できる社会です。東京は女性の社会進出も進み、モデル都市になり得ます。五輪もいい機会になるでしょう。

 ある自治体の首長から、長く務めると職員と建設的な議論ができるようになると聞きました。都知事が代わりすぎると、職員は様子見をしてしまう。リーダーシップをとり、しばらく続く人を選びたいですね。

 選挙は、投票した人が当選しないかもしれません。それでも無駄じゃありません。誰が何票とったかは、はっきりしたメッセージになります。そのためにも、候補者の政策をインターネットなどでみて、誰を支持するか考えるのがいいと思います。(聞き手・中村真理)

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 〈かつま・かずよ〉 東京都在住。経済評論家。マッキンゼー、JPモルガンなどを経て独立。2005年「ウォールストリート・ジャーナル」で世界の最も注目すべき女性50人に選ばれる。3女の母。