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 19人が犠牲となった神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」が27日、事件後初めて記者会見を開いた。逮捕された元職員の男は採用直後から障害者を軽んじ、今年に入ってから言動が急に攻撃的になったという。弱者を狙った理不尽な事件に、障害者や支援者は怒りに震えた。

 入倉かおる園長らは、植松聖(さとし)容疑者(26)が園の職員として働き始めてから事件が起きるまでの経緯を神奈川県庁で説明した。

 2012年9月。植松容疑者は、やまゆり園を運営する社会福祉法人「かながわ共同会」の採用試験を受けた。特別支援学校での実習経験などがあったことなどから採用され、13年4月から常勤職員として園で働き始めた。

 だが、入倉園長によると、障害者を見下す態度は当初から表れていた。同年5、6月ごろ、植松容疑者が入所者の男性の手の甲に、黒いペンでいたずら書きをした。植松容疑者は「軽い気持ちで書いた」と話した。入倉園長は「相手の尊厳を大切にしていない態度だった。私たちがきちんと育ててあげられなかった」と唇をかんだ。

 遅刻や早退が目立ち、健康保険証を3回なくした。目や手を腫らして出勤した時には「ケンカの仲裁」などと説明。昨年1月には入れ墨が見つかり、利用者から見えないようにするよう厳重注意されたが、短いTシャツ姿で園内を歩いていた。

 そんな勤務態度は、今年2月に危険な言動へと急変する。業務中、同僚に「障害者は死んだ方がいい」と口走り、15日には、園の障害者に危害を加える内容の衆院議長あての手紙を衆院議長公邸で手渡した。

 同僚の報告や県警津久井署の連絡を受け、園側が19日に緊急面談すると、植松容疑者は「障害者は周りの人を不幸にする。いない方がいい」と声のトーンを上げた。「それはナチスの考え方と同じだよ」と諭しても「考えは間違っていない」と言い張り、辞職を促されると「それなら辞める」と辞表を出した。

 そのまま措置入院となった植松…

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