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 土用の丑の日の30日、熊本市中央区下通りの繁華街で夏祭りがあり、ウナギの代わりにナマズのかば焼きが登場した。「ナマズが暴れると地震が起こる」との言い伝えにちなみ、「食べて地震を鎮め、元気になろう」と地元の商店街が企画した。

 使われたのは近畿大学(大阪府)が養殖したナマズ。見た目はウナギそっくりのかば焼き120食分を用意、販売開始前から屋台に行列も。娘と息子と一緒に食べた同市の浜瀬千洋さん(39)は「ナマズを食べたのは初めて。さっぱりしていておいしい」。

 発案者は祭を主催した城見町全栄会の南良輔さん(59)。毎年城見町通りで夏祭りを開いているが、今年は地震を受けて「地鎮祭」とした。「食べた人が喜んでくれたので大成功。2度の大地震に遭った熊本で、ナマズ料理を復興を象徴する新しい名物として根付かせたい」(池上桃子)