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 南島原市北有馬町の願心寺で先月、約400年前のキリスト教の授業が再現された。当時、同市にはキリシタン大名・有馬晴信の支援で創設されたイエズス会の神学校「セミナリヨ」があった。地元の中学生18人が当時を思わせる衣装で学んだ。

 戦国時代、天正遣欧少年使節としてローマ法王に謁見(えっけん)した伊東マンショら4人もセミナリヨで学んだ。1泊2日の今回の体験授業では、当時のセミナリヨの日課表を参考に、ラテン語や茶道、南蛮料理づくりなどに挑戦した。

 同市には世界遺産登録をめざす「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産の一つ、原城跡がある。400年前の再現授業は、地域文化の再発見と国際交流の意識を高めてもらおうと、市世界遺産市民協働会議が企画し、毎年開いている。

 授業に参加した深江中2年の高田結さん(13)は「歴史あふれる地元のことを深く知りたいと思った。できればイタリアに行ってみたい」と笑顔で話した。市は今回授業に参加した中から4人を選考し、来年1月にイタリアに約1週間派遣する予定だ。(舞田正人)