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 熊本地震で被災した熊本県南阿蘇村の「阿蘇猿まわし劇場」のニホンザルQたろう(11)と調教師の順平さん(33)が31日、光市の聖光高校であった新校舎・体育館の竣工(しゅんこう)式に招かれ、得意の芸を披露した。

 南阿蘇の劇場は、光市に本部がある「周防猿まわしの会」の専用劇場として1989年に開業した。今回の地震で人やサルに被害はなかったものの、天井板が落下。4月29日に再開したが、周辺の主要道路が復旧せず、観客は例年の1割ほどと厳しい状況が続く。

 この日の公演は、光の伝統芸能を支援しようと学校側が企画。竹馬や飛び込み前転などの芸が次々と決まると、会場は爆笑と拍手に包まれた。終演後、生徒会長の3年植田龍生君(18)が生徒や先生から募った義援金を手渡した。

 「みなさんの温かい支援を励みに頑張ります」と順平さん。植田君は「素晴らしい芸に触れ、自分たちも笑顔になれた。その笑顔を被災地にも広げてください」と話していた。(三沢敦)

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